子供の視力低下が分かりにくいのは、なぜだと思いますか?
それは、子供自身も視力が低下しているという自覚がないためわからないのです。
大人でも、視力は天候や朝、昼、夜などで変わっているのです。
ですから、視力1.0の人が0.9に下がった場合でも、見え方が
変わったとは思わないのです。
実は、子供の視力も同じで見え方の変化に気づきにくいのです。
わかりやすく言えば、教室の席が固定されているのであれば、
黒板までの距離が固定されますので、黒板の文字の見え方で
多少わかるかもしれませんが、それでも1.0から0.9では、
大人でもわからないのですから、子供でも気づかなくて当然なのです。
また、学校の視力検査もA、B、C、D評価ですからわかりにくいですよね。
この評価も検査の時間によって多少視力に差が出ますので、理解もできますよね。
では、どうしたらこどもの視力低下を知ることができるのか?
それは、日常生活の中で、しっかりと子供の状況の変化を見守ることなのです。
テレビを見る距離、テレビが近いと叱るのではなく、
なぜ?
と疑問を持ってみてはどうでしょう。
また、読書の時の本との距離や
勉強するときの姿勢など、視力低下を早期に発見することが重要なのです。
子供の視力が0.8と0.3で気づくのでは、大きな違いがあります。
当然、0.8で気づくのが最適ですよね。
次回では、大きな違いをお話しさせていただきますね。