近視や老眼は視力の喪失ではなく、ただの不調状態
近年、メガネやコンタクトで視力を矯正している日本人は約7千万人
と言われています。
スマートフォンやタブレットなどが普及したことも原因となって、
最近では20代の若さで「近くのものが見づらい」「ピントが
合わせづらい」といった若年性老眼を発症している方も増えています。
以前にもお話しさせていただきましたが、
眼のピント合わせには、毛様体に
加えて、眼球を動かしている6本の筋肉も関係しています。
これらが正常に機能していればいいのですが、近くを見る作業(パソコンやスマホ)が
多くなると筋肉が疲労してピント合わせにも影響が出てくるのです。
一般的に、視力が低下すると、まず眼科に行って検眼してもらい、
メガネの処方箋が出されます。(最近では直接メガネ屋さんに行かれる場合も)
そもそも「目が悪くなる」というのは、「胃の調子が悪い」「お通じが悪い」
のと同じで、健康な状態が、一時的に悪化したにすぎません.
しかし、「治療する前にメガネを処方する」ということは、治る症状なのに「治療を
しない」と言っているようなもので、むしろ本来の機能を衰えさせてしまう恐れがあります。
一次的に悪化した眼は、適切な治療・リハビリを行えば元の状態に戻ります。
安易にメガネ、コンタクト、レーシックなどに頼る前に、
まずは眼本来の機能を
取り戻すためのケアをはじめましょう。