眼を守るための食生活について
近視の子は、全員ではありませんが、
食べ物にも好き嫌いが激しい偏食傾向があるようです。
そして、ジュースやケーキなどの甘いものが大好きといった食生活の乱れが、
近視にも影響があると言われています。
ジュースや炭酸系の清涼飲料水やケーキ、チョコレートも大好きな子供の
糖分の一日の摂取量は相当なものですよね、
砂糖などの糖分を代謝するには、ビタミンB1が消費されます。
なので、糖分の取りすぎはビタミンB1不足になりやすいのです。
ビタミンB1の多い食品を十分に取るようにしましょう。
ビタミンB1は体内で蓄積されないので、毎日とることをオススメします。
ビタミンB1の多い食品は豚肉、貝類、卵、大豆、落花生、小豆、いんげん豆、レバー、
ハム、セロリなどです。
ビタミンB1不足は、食欲がなくなったり、疲れやすくなったり、集中力の欠如も招きますので、
近視ぎみの子供には特に必要です。
眼にはカルシウムが必要とされていますが、
日本人の食事で不足しているものが、カルシウムと鉄分なのです。
カルシウムと鉄分は、成長期の子供の体の骨や歯及び血液を作るためのミネラルで、
体重が増える、身長が伸びるといった子供の成長を内部から支える重要な栄養素ですが、
眼球の形成にも深く関係しています。
カルシウム不足は、糖分の取りすぎによっても起きますし、
体内のカルシウムを溶かす作用もあります。
カルシウムを多く含む食品は、牛乳、乳製品、大豆、豆腐、野菜類、ごま、海藻、小魚類です。
牛乳のカルシウム量は1本/200㎎と言われていますのでカルシウムを摂取するには、牛乳が適しています。
酸性食品の取りすぎは眼に悪い!
最近の日本人の食生活は、洋風化に伴い、酸性食品の摂取量がどんどん増えています。
酸性食品は、豚肉、鶏肉、牛肉。卵黄、チーズ、バター、うなぎ、落花生など、
いずれも子供たちが口にするものばかりです、
私たちの体は、弱アルカリ性に保たれていますが、
酸性食品を取りすぎると血液中のアルカリ濃度が低くなって良くないのです。
アルカリ濃度が低くなると、
眼の角膜、水晶体の調節に大きな役割を果たしている毛様体筋、眼球を丸く保っている強膜などに微妙な影響が出て、
視力が低下するのです。
但し、酸性食品は、成長期の子供に必要なタンパク質になるものが多いので、
制限することは良くありませんので、
バランスの取れた食生活に見直すことで健康な眼の維持や予防にも影響します。